こんばんは!
ぶっちゃけ営業マンのぶっちゃけ☆です!
今日のテーマは自動更新の保険の仕組みと落とし穴ということで、なぜ保険の営業マンが「自動更新の保険」を販売するのか、を紐解いていきます。
今日も最後までお付き合いくださいね!
コンテンツ
「なぜ自動更新を売るのか」
10年に一回、更新ということで保険料が上がっていく「自動更新型」の生命保険。昔はほとんどがこの形でした。
ほとんどが歴史ある大手生命保険会社が出している商品ですが、日々営業活動をしていると、外資系や損保系の保険会社が増えてきた今でも加入の半分以上の世帯はこの仕組みの生命保険会社の保険を持っているように感じます。
仕組みを知って加入する事が大切ですので、私の個人的見解もありますが、お話出来ればと思います。
なぜ自動更新型の生命保険を販売するのか、これは「単純に保険会社や営業マンが儲かる仕組み」だからでしょう。
私の見解としてはこうです。
・一生涯必要な保険は一生涯使える終身保険
・今だけ(直近の数年~数十年だけ)必要な保険は短期の期限付きの定期保険
自動更新型の生命保険は、定期保険を繰り返し繋いでいくというもの。
定期保険しか持っていなくて老後を迎えると、大変な事になるからです。
「なぜ老後大変なのか」
これについては他の記事でもお話していますが、生命保険という助け合いの輪には二つの大前提があります。
1つ目は「若いと安い」ということ。
1歳でも若い方がリスクが低い、リスクが低い人の助け合いの輪の方が安い、ということですね。
2つ目は「持病が見つかると助け合いの輪に入れない」ということ。
あくまで健康体の方の助け合いの輪、ということで、持病が見つかってしまうと入れないか、もしくはリスクが高まった方同士の助け合いの輪ということで割高な加入になります。
詳しく書いた記事がありますので、リンクを貼っておきますね。ご参考下さい。
「生命保険の見直しはこの3つで大成功!」な生命保険の大前提はコチラ
↓
例えば10年ごと更新の商品であれば20歳で加入の人が30歳にはリスクが1.3倍、40歳からは更に1.6倍、50歳からは更に2倍、60歳からはその更に2倍、と保障内容などにもよりますが、大体こんな感じでリスクが上がっていくからです。
リスクが上がるということは、掛け金も同じように上がる、ということです。
そして期間限定の定期保険ですから老後の途中で保険が終わってしまうというのも大変ですし、持病が見つかってしまうと保険をやめれなくて更新を続けていかないといけないというリスク、掛け金が高くなりすぎて保険を続けていけないリスクがありますよね。
1、若いうちに目的に応じて加入する
2、老後も必要な保障は若いうちに終身保険で加入する
この2つのポイントを覚えておいて下さいね。
「販売員が仕組みを理解していないケースも…」
自動更新を扱っている営業マン(実際にはレディがほとんどですが)自身がこの仕組みを理解していないケースがあります。
なぜなら、会社から販売手法や営業トークは教わっていればそれで販売出来てしまうからです。
また、保険会社もお客様にぴったりの保障の提案というより、いかに10年更新タイプの保障を販売するか、の教育に力を入れているケースがよくあります。
また営業活動において、営業マンというのは、活動を成績から逆算していきます。
例えば「今月は2件、契約を取らなくてはならない」逆算すると、「2件契約を取るためには、5人の人に提案をして、契約してください!と言わなければならない」そして、「5人の人に提案するためには、100人に声をかけなければならない」という事で活動を逆に考えていくのです。
ですので「100人に積極的に声をかけていき、このトークで説明すれば、2人契約できる」というスクリプトのもと活動をしていると言えます。
私はこれはお客様本意になり得ない、と考えています。
確かに時間をかけて社会保障の説明をしなくても、リスクや不安のあおり方、保障の進め方、の流れを作っていけば契約はお預かりできると思います。
しかし、果たしてそれでいいのか…
「営業マン(レディ)の報酬は?」
これは以前にもお話しましたが、この業界は「手数料商売」になります。
ほとんどの保険会社がお預かりした保険の契約金額に応じて報酬がもらえる制度になっています。
それについては仕組みが良く分かるこちらの記事をご参考下さい。
「誰も教えてくれない生保営業の報酬制度!」のぶっちゃけ☆はコチラ
↓
10年更新の場合はどうなのか?結論を申し上げると、「10年後に更新があると、また1から同じ報酬が繰り返しもらえる」のです。
また、選択肢としてある「新しい保険」に切り替えても当然報酬は発生します。
ここで営業マンのテクニックの1つである「二者択一法」を用いて、どちらかを選んでしまうのです。
そしてその報酬はお客様の支払った掛け金が原資になります。
「営業マンの使う心理テクニック!」のぶっちゃけ☆はコチラ
↓
皆さんが営業マンなら、1度限りの報酬(一度限りといっても7年くらいはもらえますが…)、10年おきに何回も繰り返しもらえる報酬、どちらがよいですか?
そしてお客様の立場であったなら、自分が損をしても営業マンに何度も報酬を受け取って欲しいですか?
「全ての人がダメな訳じゃない?」
誤解しないでいただきたいのですが、保険に良いも悪いもありません。
助け合いの商品、基本は良いもの、素晴らしいものだと思います。
ただその人のニーズに合っているか、もしくは合っていないか、という違いがあるということです。
例えば保険期間が10年の保険も「10年だけ必要なんだ!」というニーズに対しては、ぴったりと言えます。
「10年以内に家が欲しいけど、10年以内に万が一があったら、家族が住むところ無くなってしまうな。」
「家を買って住宅ローンを組めば、住宅ローンの生命保険で家は残るけど、家を買うまでの10年だけ保障が欲しいな。」
という方、保障のニーズにぴったりですよね。
「子供が小さいこの10年の間だけ、がんが見つかって闘病で仕事が出来なかったり、治療費がかかると困るから、特に手厚く保障が欲しい」という方、この方もぴったりの保障ですよね。
ただ、「一生涯必要だな、と思う内容の保障が10年更新」になっている、これはニーズと合ってませんよね?
一度ご自身の保障を確認してみて下さいね。
ということで、今日は自動更新の仕組みについてぶっちゃけ☆ました。
次回は「なぜ?がん保険の受け取りできない!?」についてお話します☆
ぶっちゃけ営業マンのぶっちゃけ☆でした!
最後までお読みいただき、ありがとうございました☆
おやすみなさい☆