こんにちは!
ぶっちゃけ営業マンのぶっちゃけ☆です!
皆さん「保険相談だけで商品券が○○○○円もらえる?」という宣伝やキャッチコピーをよく目にしますよね?
本当に相談するだけでそんなにも貰えるのでしょうか?
何でそんなにも高額な商品券が貰えるのか?
疑問に思われたことがあると思います。
今回はそんな皆さんの疑問にお答えします。
では行きましょう!
コンテンツ
「本当に保険相談だけで商品券が貰えるの?」
せっかく「保険相談」するなら、それなりの契約お礼やギフトをもらいたい!
そう思う方は多いかと思います。
物を買うときも少しでも安く、そしてオマケ付きで手に入れたいですよね。
YahooやGoogleで「保険相談 商品券」と検索すると、あらゆるネット系の「保険代理店」の広告が出てきます。
大体金額的には「5千円〜1万円」くらいのギフトや商品券が多いイメージです。
「本当にそんな物が貰えるの?」と思いますが、実際貰えるケースがほとんどのようです。
それも「保険の契約」ではなくて「保険の相談」だけで貰えます。
ウソのような本当の話です。
保険相談にかかる時間は「1時間〜2時間」
では「保険相談」をすると「商品券」や「ギフト」が貰えるとして、実際に保険相談にはどれくらいの時間がかかるのでしょうか?
生命保険の話が中心ですから、それほど簡単な話ではありません。
これは「実際に相談する営業マンの営業スタイル」にもよるかと思います。
「せっかちな営業マン」ですと「1時間」、「丁寧に説明する営業マン」ですと「2時間」。
「話の長い営業マン」もしくは「暇で営業先のない営業マン」ですと「3時間」といった形です。
生命保険に限らず「優秀な営業マン」はお客様の予定をしっかりと確認してくれますので、
冒頭に、
「今日は貴重なお時間を頂きまして、ありがとうございます。」
「今日はこの後のご予定はございますか?」
「お時間どれくらいいただけそうですか?」
といった確認からしてくれるはずです。
「ギフトや商品券目的のお客様だな」と判断されると貰えないこともありますので、例えそうであったとしても「1時間」は話を聞く必要があるかと思います。
ある程度の「お客様の要望や意向」を聞いた上で「いきなりパンフレットを提示してくる」営業マンもいるかと思いますが、優秀な保険の営業マンは、大体決まった流れで「商談」をします。
AP(アプローチ) ※お客様の状況確認。保険に興味を持ってもらう話。
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FF(ファクトファインディング) ※家族構成・夢・希望などのヒアリング
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P(プレゼン) ※保険のプラン提案
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CL(クロージング) ※契約の同意をもらう
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N(申し込み) ※契約の申し込みをもらう
上記のような流れが主流ですので、冒頭に「予定があるので1時間くらいでお願いします」と伝えた上で「アプローチからプレゼン」までをその場でしてもらい、「検討して連絡します」と次回アポイントを取らずに「パンフレットだけもらって帰る」。
これで間違いなく「商品券」は貰えます。
なぜ相談者に大盤振る舞いをするのか?
なぜ「保険代理店」はそんな大盤振る舞いをするのか?
それには大きくは2つの理由があります。
1つ目は「保険の申し込みになる確率」が高いこと。
そして2つ目は「顧客情報を販売している」事です。
「保険の申し込みになる確率」が高いワケとは?
大きな「保険代理店」は、取り扱える「保険商品」も多数あります。
皆さんが「名前を聞いたことがある」「テレビのCMで流れている」保険会社の商品は大体取り扱えます。
「1社専属」の営業マンでは提案もできないような内容の保険を「多数取り扱える乗合代理店」だからこそ、保障を隅々まで提案できるのです。
生命保険や損害保険は「万が一の時に経済的に困らないように、損失を補う手段」の1つです。
生きている以上、「様々なリスク」と隣り合わせですので、誰しも「何らかのニーズ」は眠っているのです。
「ニーズ」があるという事は「契約の可能性が高い」という事。
「問題解決の手段」としての「適正な保険」をお客様にご提示するだけですからね。
日常では知り得ない「保険代理店」の裏側を知りたい方はコチラ
⇩
「【ぶっちゃけ☆】保険代理店!気になるビジネスモデルとは!?」
ネット系の保険代理店は「顧客情報を販売している」のか?
商品券やギフトを「保険相談」の申し込み謝礼としているのはいわゆる「ネット系」の「保険代理店」が多いでしょう。
会社のホームページには「かんたんな保険の知識」の話や「それに関わる情報提供」が丁寧に分かりやすく載っており、最終的には「日常のリスク」の話に流れ、そして「保険相談の申し込みはコチラ」とページが流れるようにできています。
保険相談の「希望の日時」や「場所」を申し込みフォームで入力すると、後日、「担当者から連絡がくる」という流れが多いかと思います。
では「実際に相談を受けてくれる担当者」はどこの誰なんでしょう?
これには3つのケースが考えられます。
1、ネット系保険代理店の正社員
2、ネット系保険代理店から紹介を受けた「保険代理店」の営業マン
3、ネット系保険代理店から顧客情報を買った「保険代理店」の営業マン
2、については以前の記事で紹介しました「保険代理店」どうしの「共同募集」の事です。
「共同募集」というのは「保険代理店」が協力しあって「生命保険を契約」し、「お互いで報酬を半分こ」する仕組みの事。
詳しく知りたい方はコチラをお読みいただければと思います。
まさかの「保険代理店」どうしでグルだった話はコチラ
⇩
「【ぶっちゃけ☆】生命保険、驚きの代理店共同募集の仕組みとは!?」
ではここでいう「顧客情報が販売されている」というのはどういう事でしょうか。
これは保険業界ではいわゆる「リーズ」と呼ばれるもので、商談先のない営業マンは行先を他の保険代理店から「買う」のです。
「保険相談」を受け付けた「ネット系保険代理店」は5千円〜1万円相当のギフトや商品券をお客様にお渡しする。
「ネット系保険代理店」は「プロのFP(ファイナンシャルプランナー)が伺います」として「提携している保険代理店の顧客が欲しい営業マン」に顧客情報を売却する。
営業マンは「大体2万円〜4万円くらい」で顧客情報を購入する事になります。
「保険相談」には「顧客情報を高値で購入した営業マン」が来ますので、必死に営業をかけて来るわけです。
高値で購入した分「お客様の契約の報酬で取り返そうとする営業マン」に当たるのか、
「購入金額は関係ない。お客様本位の提案をする営業マン」に当たるのか、は結局はお客様の「運次第」という事になりますよね。
ちなみに「営業マンの報酬形態」を知りたい方はコチラの記事をお読みください。
保険の営業マンの報酬形態!「フルコミッション」の詳しい仕組み。についてはコチラ
⇩
「リーズ」による「裁判」が頻発?
実はこの「ネット系保険代理店」から「保険相談の顧客を買うシステム」である「リーズ」、これが元で裁判になるケースが全国の保険代理店で頻発しています。
「保険代理店」に就職したものの、「営業先」を自分で見つけることができず、またお客様から「紹介」をいただくこともできず、「リーズ」で紹介を受けたお客様の商談ばかりしている。
こんな「営業スタイルに陥ってしまった」営業マンが存在します。
営業の行先もなく、「最後の頼みはリーズのみ」月に10件の「リーズ」を「4万円×10件」購入している。
なかなか契約できず購入した「リーズ」からの収益は「月20万円」
お客様からは特に紹介もでず、他の商談は0
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月の収益は「20万円ー 40万円=会社には20万円の借金」
「リーズ」で購入したお客様の商談は「実際は難しい」です。
紹介を受けたといっても「営業マン自身とは縁もゆかりもないお客様」なわけですから「営業マン自身のお客様からこの人いいよと紹介されたお客様」とは全く違うわけです。
いくら「営業先」が増えたからといって「しっかりとお客様のニーズに答えられる知識やスキル」がない営業マンはなかなか契約には至らないわけです。
では「裁判」とはどういうことなのか?
実はこの「リーズによる借金を溜め込んで、払わずに退職して音信不通になる営業マン」が結構いるのです。
当然会社としては「貸したお金は支払ってもらわないと困る」。
退職した営業マンとしては「やめた会社になぜ支払わないといけないんだ」。
これで「裁判」に発展する、というわけです。
果たして「裁判」の結果は?
私は常識的には「支払わずに逃げる営業マン」が悪いと思いますが、今までの法律では「裁判をされたら保険代理店が100%負けてしまう」とのことで、各保険代理店もそれなりの対策を講じているようです。
「貸した保険代理店」が払うのが義務、だと。
「保険の営業マン」は立場的に「会社員」と「個人事業主」の中間くらいにいますので、「個人事業主」としては支払うのが普通ですが、「会社」としては「営業先を営業マンに与えるのは普通では?」ということでしょうか。
それでも「リーズ」という仕組み自体は今後も変わらないはずです。
皆さんも「保険相談」で出会った営業マンは「しっかりとお客様本位の良い営業マン」かどうか見極めて、今後の人生の計画が狂わないように自己防衛していきましょう。
やはり「リーズ」で購入している営業マンはこうでなくてはいけません。
お客様から紹介を受けたお客様で、「月80万円」の収益を上げている。
上乗せ分として、月に2件の「リーズ」を「4万円×2件」購入している。
購入した「リーズ」から「月20万円」の収益を上げている。
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月の収益は「80万円+20万円ー8万円=92万円」
こういった優秀な営業マンもたくさんいますので、「保険相談」はしっかりしていただくのがオススメです。
ただ、「相談内容」に疑問を感じたら、「相談先」を変えることをお勧めします。
良い「営業マン」に当たるかどうかは「運」次第ですから「見極める目」を持つことが大切です。
営業マンを見極める目を持つ!お客様本位と営業マン本位の違いとは?についてはコチラ
⇩
ということで今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました!
ぶっちゃけ営業マンのぶっちゃけ☆でした!
次回は「生命保険の落とし穴!気付いてからでは遅い5つのコト」についてお話しします!
それでは皆様にとってより良い保険の見直しが出来ますように☆