こんばんは!
ぶっちゃけ営業マンのぶっちゃけ☆です!
今日は生命保険を「解約」する時の注意点をお話ししたいと思います。
ではさっそく行きましょう!
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「生命保険の解約にペナルティは?」
生命保険を「途中解約」すると「ペナルティ」はないのか?これを疑問に思われた方はいらっしゃると思います。
生命保険は基本的には「解約に際してのペナルティ」は特にありません。
医療保険やがん保険、収入保障型の死亡保険で「掛け捨て型」のものは「解約をして契約終了」ということです。
しかし、「積み立て型」の死亡保障などは「解約」のタイミングによって「解約返戻金(解約のタイミングで返ってくるお金)」が異なりますのでご注意を。
また、「ペナルティのある保険契約」も一部あります。
それは資産形成も兼ねた「特定保険契約」で、契約の条件に「解約控除」が入っているものは更に注意が必要です。
「解約控除」
・解約の際、解約の「手数料」として積立金から差し引かれる費用の事です。契約日から経過した年月に応じて控除額が異なりますが、契約日から近いほど多く差し引かれます。
・契約日から「10年」は解約控除が発生する契約になっていることが多いです。
・差し引かれて残った金額が「解約返戻金」となります。
「特定保険契約」というのは、為替リスクが発生する「外貨建て」の保険であったり、世界中のマーケットで運用していく「変額保険」の事です。
「外貨建て保険・変額保険」についてはコチラ
↓
「【資産形成】どう選ぶ?生命保険会社の変額保険の仕組みと選び方」
「特定保険契約」に関しては、契約時の「重要事項説明」や「注意喚起」にも「赤字で大きく」書いてあるケースがほとんどです。
また、それについて「しっかり理解した」と同意書に「サイン」をするケースも多いので、多くの方は「契約時」に理解されていると思います。
しかし、中には「そんなこと全く聞いてなかったよ!」という、「営業マン」が説明義務を怠る「不適切な募集」のケースもよく聞きますので、解約の際には一度ご確認を!
「生命保険の解約はココに注意!」
生命保険の解約には2種類あります。それは「全部解約」と「一部解約」です。
・全部解約
契約している生命保険をすべて解約する方法
・一部解約
契約している生命保険の死亡保障を減額したり、特約(オプション)の保障だけ削る方法
生命保険を「解約」するのは、「保障が必要なくなった」タイミングであったり、「解約返戻金を使いたい」といったケースが多いかと思います。
中には「なんでこんな保険に入ってるんだっけ?」という事でとりあえず解約をされている方もいらっしゃるかと思います。
生命保険は「お守り」ではなく「金融資産」です。
解約をする場合も「しっかり内容を確認して」から解約していただくと、不利益を防げるかと思います。
生命保険の基本はコチラ
↓
「生命保険って本当に必要なの?」と思われている方はコチラもご参考下さい
↓
実はこの「一部解約(部分解約)」の方法を意外と知らない方が多いです。
保険の営業マンに相談すると「新しく提案切り替えの提案をされてしまう」のかもしれませんね。
「一部解約をうまく使おう」
例えば、こんなケースがあります。
【ケース1】
20歳で病気で入院や手術の時のお金が心配になり「入院一日1万円、手術給付金40万円」の保険に入りました。
↓
30歳で「国の社会保険」の制度を知り、何となく保険に入りすぎているような気が。もう少し減らしたいと保険の営業マンに相談。
↓
新たな「入院日額5千円、手術給付金20万円」に追加のオプションもつけて提示。
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保障が手厚くなり、掛け金もお値打ちな気がして「新たな医療保険に契約」。
これはこれで「良い保険の見直し」かもしれません。
「国の社会保険」に関しては「生命保険の大きな節約」に繋がりますので、基本だけでも把握していただくと有益かと思います。
「国の社会保険」についての記事はコチラ
↓
「【生命保険】「国の保険」と「民間の保険」どんな違いが!?」
では一方で次の見直しのケースも考えてみましょう。
【ケース2】
20歳で病気で入院や手術の時のお金が心配になり「入院一日1万円、手術給付金40万円」の保険に入りました。
↓
30歳で「国の社会保険」の制度を知り、何となく保険に入りすぎているような気が。もう少し減らしたいと保険の営業マンに相談。
↓
加入中の医療保険を「入院日額5千円、手術給付金20万円」に減額。(一部解約をした)。
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新たなニーズの保障分だけ、ニーズに合った「新たな医療保険に契約」。
生命保険は大前提として「若い時の加入のものが安い」です。若い時の身体の方が「死亡のリスクも、病気のリスクも低い」からです。生命保険は「助け合いの輪」。
「リスクの低い助け合いの輪」が「安い」のは当然ですよね。
ですので、【ケース1】の「20歳の頃の医療保険を解約して、30歳で加入する医療保険」よりも、【ケース2】の「20歳の頃の医療保険を必要な分を残しながら、30歳で必要な分のみ医療保険を追加する」方が「無駄のない見直し」と言えるかと思います。
生命保険の営業マンが「新しい保険への切り替え提案」に持っていくのは当然です。「契約した分だけ報酬になる」からです。
営業マンの「報酬形態のぶっちゃけ☆」を知りたい方はコチラ
↓
「解約以外にも方法はある」
例えば今回の「コロナショック」のような時に、「収入が減ってしまって保険料の負担が大きくなってしまった!」という方、いらっしゃいますよね。
私のお客様は今のところほとんどそういった相談はありませんが、もともと生命保険の加入が過剰であったり、生命保険での積み立てを無理な金額でされている方は、相当な負担になってしまっているかと思います。
でも一度解約してしまうと、「必要な保障に入りなおす」時、一般的には年齢も上がっていますし「保険料はもっと高く」なってしまいますよね。
そんな時に、「解約をせず」に保障を守る方法を保険会社は用意しています。
前述している「一部解約」もその1つですが、他の方法としては以下のものがあります。
【一時的に保険料の支払いが厳しい場合】
・契約者貸付制度
生命保険(主に積み立ての死亡保障)はお金が貯まっているため、契約者は「解約返戻金」の90%(多くは90%。割合は保険商品の取り決めによる)を「貸付」という形で引き出すことが出来ます。
自分のお金なのに「貸付」を受けるのは違和感がありますが、所定の金利(約3%)で借りることが出来るのです。
他で借り入れをするほどは金利は高くなく、その中から今まで通り保険料を払っていきます。
まとまったお金が出来たら、「貸付」した金額を保険会社に戻すことができます。
・自動振替貸付制度
通常、「保険料の支払いがストップ=保障もストップ」となりますが、この「自動振替貸付制度」がつかえる商品の場合、「解約返戻金」の貯まっている範囲で保険会社が保険料を「立て替え」していき、「保険契約が有効」に継続されます。
立て替えられた「保険料」は「貸付」のため、所定の金利(約3%)がかかります。
【今後ずっと保険料の支払いが厳しい場合】
・払済保険
保険料の払い込みを停めて、死亡保険(保障)は継続する方法です。それまでに貯まっている「解約返戻金」をもとに、保険期間はそのままに「保険金額」を「減額」した保険に切り替えるものです。
満期のある「養老保険」や、一生涯保障の「終身保険」を残したい方に向いています。
・延長保険
保険料の払い込みを停めて、死亡保険(保障)は継続する方法です。それまでに貯まっている「解約返戻金」をもとに、保険金額はそのままに「保険期間」を「短く」した保険に切り替えるものです。
「保障の金額」を優先したい方に向いています。
大事な保険契約を「解約」せずに続けられるなら、それは有益な事かと思います。
困ったとき、是非ご参考頂ければと思います。
ということで、今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました☆
ぶっちゃけ営業マンのぶっちゃけ☆でした!
次回は「生命保険!かんぽの不祥事を分かりやすく!」についてお伝えします☆
なぜ営業マンは不正をしてしまったのか?
その不正で保険会社や営業マンにはどんなメリットがあるのか?
について、ぶっちゃけ☆ますね!
おやすみなさい☆