こんばんは!
ぶっちゃけ営業マンのぶっちゃけ☆です!
今日は気になっている方も多いと思いますが、「先進医療って本当に受けられるの?」というテーマでお話ししたいと思います。
「先進医療」という言葉は、どちらかというと実際の医療というよりも保険会社のコマーシャルで聞く言葉の方が多いかもしれませんね。
では紐解いていきましょう!
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「先進医療って何?」
先進医療とはシンプルに申し上げると「国は認めているが、支払いは自己負担で」という医療です。
例えばがんの治療で言えば「陽子線治療」「重粒子線治療」は有名ですよね。
では、どのようにして国は先進医療を認めていくのでしょうか?
まずはその流れを追っていきましょう。
例えば最近の新聞でも良く取り上げられますが、山中教授のIPS細胞を使った治験が始まっています。
しかし今はまだ定着した細胞ががん化してしまうなど、課題も沢山ありますよね。
日本の医療は、大きく分けるとこんな感じです。
「自由診療」
↓
「先進医療」
↓
「健康保険が使える医療」
日本の医師が行う治療は全て一番下の「健康保険が使える医療」になります。
これは基本的にはしっかりと患者さんを治せて、国内に設備もそれができる医師も整っている、副作用などの検査もしっかりしたうえで認められた医療という事です。
一方将来的に使えるであろう先ほどの治験のようなものが「自由診療」であったり、その更に一歩手前で国が認めていないものだったりします。
しかし自由診療が「しっかりと患者さんも治せる、副作用も把握できて安全性も確認出来る、施設も整った!」となったらどうでしょうか?
早く国民の皆さんを治せるようにしたいですよね。
ですが、いきなり健康保険対象にしてしまうと「国」の費用負担が大きすぎますよね?だって300万円の治療が10万円ちょっとで受けれてしまう「高額療養費制度」がありますから290万円は国の負担となってしまうのですから。
ということで、「国は認めている、しかし支払いは患者さんが全額支払い」、これが先進医療です。
ちなみに先進医療は健康保険の医療の予備軍、5~10年くらい経ってから健康保険の医療に移行するものが多いのです。
なお、「高額療養費度」については別の記事で分かりやすくご説明していますので、そちらをご参考下さい。
「使える社会保険の仕組み」についてはコチラ
↓
「【生命保険】「国の保険」と「民間の保険」どんな違いが!?」
「先進医療って使えるの?」
「先進医療なんて実績も少ないし、本当に受けられるの?」と考えている方は多いでしょう。
「実際につかえるのか?」に対しての答えは「今では使いやすくなっています!」が正解に近いと思います。
しかし、これを受けるにはいろいろと条件があったりしますので、治療に入る前に先進医療の病院の医師に確認が必要にはなります。
しかし、昔は先進医療は簡単に使えるものではありませんでした。原因は「医学界の仕組み」にあります。
先ほど申し上げた通り、先進医療というのは健康保険対象外の医療になります。
病院の医師は健康保険を使った医療しか行うことができません。
つまり先進医療を取り扱える医師ではないのです。
その病院で治療できないという事は、その病院の利益にならない。
ですので医師が患者さんに先進医療を勧める、なんてことは全くありませんでした。(今でもほとんど無いと思いますが...)
その時代の医師と患者のやり取りはこうでした。
平成16年12月の改革以降、健康保険の治療と先進医療を合わせて行える「混合診療」が認められて以降、徐々に使えるようになってきましたが、それでもまだ数は多くはありませんね。
「お医者様は先進医療を勧めてくれない?」
例えば「がん」が見つかってしまったとします。
手術、抗がん剤、放射線治療、いろいろな選択のある中、最適な治療をしたい、と皆さん考えますよね?私もそうです。
しっかりと治る最適な治療を受けたい、なるべく身体に負担のかからない、副作用のない治療を望みます。
ですが大半の方は「白衣を着た先生なら、最適な治療を提案してくれるだろう」「先進医療が最適ならば医師から提案があるだろう」と考えているのです。
繰り返しますが、先進医療は「健康保険対象外の医療」、普通の病院の医師が提案することはまずありません。
セカンドオピニオン、サードオピニオンとして自ら先進医療の病院を当らないとたどり着けないのです。
先進医療を受けたかったのに健康保険の「放射線治療をしてしまったら、先進医療の陽子線治療ができなくなってしまった」「抗がん剤を使ったら、先進医療の陽子線治療を受ける条件から外れてしまった」という事も多々あります。
がん治療は最初の治療の選択が命を左右する。
難しい選択かもしれませんが、慎重に進めましょう。
「先進医療ってどんなのがあるの?」
私のお客様でよく使われるのが「白内障」の治療です。
次に相談が多いのが、がんの「陽子線治療、重粒子線治療」、また椎間板ヘルニアの「骨セメント治療」や「ピロリ菌除去」といった治療法もあります。
例えば「白内障」、これは健康保険対象の治療と、先進医療の治療の選択になりますよね。
今は両方の治療を扱える眼科も増えています。
治療としては白く濁った眼球の水晶体を取り外し、人口の水晶体をつけていく、どちらも同じ方法になります。
では、何が違うのか?それはつけるレンズの発注先が違うのです。
健康保険の治療は単焦点レンズ(遠視か近視かを患者さんが選択する)、先進医療の治療は多焦点レンズ(遠近両用レンズ)がつけられます。
皆さんどちらがよろしいですか?
先進医療は両目で70万円ほどですが、医療保険に先進医療特約があれば実費の給付金で賄えます。
備えは大事ですよね。(2020年4月より先進医療特約の受け取りの対象外になる見込み、審議中)
という事でまだまだ話足りませんが、今日は先進医療についてお話ししました。
ぶっちゃけ営業マンのぶっちゃけ☆でした☆
次回は「生命保険のプロによる99%喜ばれる話」をお話しします☆
おやすみなさい☆