こんばんは!
ぶっちゃけ営業マンのぶっちゃけ☆です!
今日は前回に引き続き、生命保険での積み立てと将来の資産形成について詳しくお話をしていきます!
前回は「老後2,000万円問題」や「年金制度の変化」、そして「今後の資産形成の必要性」についてお話ししました。
「将来の資金や年金が不安」という方はコチラ
↓
今回は金融庁が掲げている「貯蓄から資産形成」に沿った投資である「つみたてNISA」「確定拠出年金」、またそれらの仕組みを利用した「生命保険商品」についてお話しします!
という事で「資産形成について」お話しします!
では行きましょう!
コンテンツ
「積立投資」と「一括投資」の違いは?
「資産形成」といえば「投資信託」の人気が上昇しています。
また「ドル」などの「外貨預金」も利率がいいので人気だったりします。
そんな投資信託ですが、大きく分けると2つ、コツコツ積み立てる「積立投資」の方法と、一気に預ける「一括投資」の方法があります。
ではそれぞれどんな特徴があるのでしょうか?
まず「積立投資」は、毎月コツコツと決まった金額を「投資信託」や「外貨」に預けていきます。
例えば「毎月1万円」など決まった金額だけ購入していく種類のものや、「毎月100ドル」など決まった量だけ購入していくものがあります。
一方「一括投資」は、例えば「100万円この銘柄を購入する」など、一気にまとまったお金を投資して、あとは上がるか下がるかを待つ、というような投資の方法です。
余程詳しい人以外は「ギャンブルに近い」かもしれませんね。
今回は「リスクをコントロール」できる「積立投資」についてご説明します!
投資の基本「ドルコスト平均法」とは?
私の仕事柄、「ライフプラン」や「人生100年時代」をテーマとしたセミナーをさせていただくことがあります。
そこで、老後の資産形成の話に入るときに奥様向けのつかみとして、こんな話をします。
「もしご主人が株取引を始めるといいだしたら?こう聞いてみてください。」
「あなた、ドルコスト平均法って知ってる?」と。
そう、「ドルコスト平均法」も知らないのに、安易にお金を増やそうと「株取引」を始めてもうまくいかないという話ですね。
では「ドルコスト平均法」とはどういったものでしょうか?
ドルコスト平均法とは「株や外貨などを一定の金額で長期的に購入する方法」の事です。
イギリスでは「ポンドコスト平均法」とも言います。
ではそれに何のメリットがあるのでしょうか?
分かりやすく「株」や「外貨」を「リンゴ」に例える
それでは「株や外貨をリンゴに例えて」考えてみましょう。
半年間、1月~6月まで毎月同じ条件で、金額の変動するリンゴを購入したとします。
【リンゴを毎月10個購入した場合】
・1月 リンゴ1コ100円でした。10コ購入ですので、100円×10コ=1,000円のお支払いです。
・2月 リンゴ1コ200円でした。10コ購入ですので、200円×10コ=2,000円のお支払いです。
・3月 リンゴ1コ400円でした。10コ購入ですので、400円×10コ=4,000円のお支払いです。
・4月 リンゴ1コ200円でした。10コ購入ですので、200円×10コ=2,000円のお支払いです。
・5月 リンゴ1コ100円でした。10コ購入ですので、100円×10コ=1,000円のお支払いです。
・6月 リンゴ1コ50円でした。10コ購入ですので、50円×10コ=500円のお支払いです。
毎月ぴったり10コのリンゴを6か月購入しましたので、リンゴは60コ購入。
購入金額は1,000円+2,000円+4,000円+2,000円+1,000円+500円=10,500円
リンゴ60コを10,500円で購入しましたので、「1コあたり175円」で購入したことになりますね!
では同じリンゴの金額で「ドルコスト平均法」を使って購入していった場合はどうなるでしょうか?
【リンゴを「ドルコスト平均法」で毎月2000円分購入した場合】
・1月 リンゴ1コ100円でした。2,000円分購入ですので、2,000円÷100円=20コの購入です。
・2月 リンゴ1コ200円でした。2,000円分購入ですので、2,000円÷200円=10コの購入です。
・3月 リンゴ1コ400円でした。2,000円分購入ですので、2,000円÷400円=5コの購入です。
・4月 リンゴ1コ200円でした。2,000円分購入ですので、2,000円÷200円=10コの購入です。
・5月 リンゴ1コ100円でした。2,000円分購入ですので、2,000円÷100円=20コの購入です。
・6月 リンゴ1コ50円でした。2,000円分購入ですので、2,000円÷50円=40コの購入です。
毎月ぴったり2,000円分のリンゴを6か月購入しましたので、購入金額は12,000円分。
購入個数は20コ+10コ+5コ+10コ+20コ+40コ=105コ。
リンゴ105コを12,000円で購入しましたので、「1コあたり約115円」で購入。
同じ個数を購入した場合は1コあたり175円でしたから、1コあたり60円も安く購入したことになりますよね!驚きです。
野菜を買うときでもそうですよね。
安いセール中はたくさん買いますが、あまり市場に出回らず高い野菜は買い控えますからね。
株や外貨のように上がり下がりがあるものにはドルコスト平均法は非常に有効といわれています。
リスクヘッジの1つですね。
「ドルコスト平均法」のデメリットと注意点は?
上記の通り、「ドルコスト平均法」は「株」や「外貨」を「バーゲンセール中」に多く買えることでメリットが生じます。
ですので「あまり値動きしない商品」には効果がありません。
また「ずっと下がり続けるもの」に対しても効果がありません。
最後に上がらなければ「高く売れない」からです。
長い期間「コツコツと買い続ける」事を前提に、数十年のうちに「何回かあるバーゲンセール」を逃さずにチャンスに変えるのです。
そして「その後の景気回復」を待って「値段が上がったところ」で手放します。
計画的に「売り時を調整する」事で大きく資産を増やすことができるのです。
ですので「チャンスを待てない人」や「下がった事に耐えられず損切りしてしまう人」には向いてない投資方法ですね。
ではその「バーゲンセール」はどのくらいの頻度で訪れるのでしょうか?
「過去の株価はどう動いている?」
例えば「日本株」で考えてみましょう。
今は「コロナショック」と言われ、株価は驚くほど下降の局面を見せていますが、普段はそれほど大きな動きをみるのは稀ですよね。
ですが実は今回のコロナショックのような大きな株価の下降は約10年に1回、起こっているのです。
「リーマンショック」などはまだ記憶にあたらしいですよね。
それでは過去のケースを見ていきましょう。
1973年に起こったオイルショック、ここで株価は大きく下げました。
1990年から株価が暴落したバブルの崩壊。
2000年からIT株を中心に株価が暴落したITバブルの崩壊。
2008年からのリーマンショック。
そして2020年、今回のコロナショック。
まだまだ下がりそうですよね。
証券会社の営業の方と一緒にセミナーを行うこともありますが、大きな株の暴落がありますと株価は大体暴落前の4割にまで下がり、3年~5年停滞し、その後徐々に戻していくという話をよく聞きます。
20年から30年、また40年、と長期で見ていくと日本株一つ見てもこれほど上がり下がりがあるわけです。
という事は、すぐに売り買いするわけでなければ「ドルコスト平均法を用いてコツコツ積み立てをしていく」ことをすれば、一生のうちに2回か3回は「安くたくさん買えるチャンス」が訪れるというわけです。
ちなみに証券会社の方の話によると、最近はやりのネットバンクでコツコツ積み立て投資信託」をされる方は「平均で3年で解約」してしまうそうです。
下がった時にもっと下がってしまうことを恐れて「損切り」をしてしまうんです。
ドルコスト平均法をしっかり理解して始めれば、損切りすることはありませんよね。
たくさん買うチャンスなわけですから!
「資産形成」は「解約」のタイミングが全て!
上記の事から「積立投資は暴落のタイミングこそチャンス」という事がお分かり頂けたかと思います。
そして「しっかりと値を戻してから売却する」という事が「大切なポイント」です。
一旦預け始めれば「経過は上がっても下がっても問題なし」、長く続けて「最後だけ少し上がれば」大きく利益を出せる可能性があるのです。
世の中には様々な「金融商品」がありますが、どの商品でも「経過のお知らせ」の便りが届くかと思います。
いきなり大きく上昇すれば「短期で利益を出す」こともあるかもしれませんが、直近で値を下げていて当たり前、気にしてはいけません。
むしろ「たくさんの数を買えるチャンス」だと思ってコツコツ続ける事が大事です。
しかし、「株」や「投資信託」の値が下がるということは「経済が悪化している」ということ。
経済が悪化するということは「給料が下がる」可能性があります。
そんな時に「急なお金が必要」ということで、「せっかくの積立投資を取り崩して」しまっては意味がありません。
皆さん、無理のない金額でコツコツ続けましょうね!
「実は全部同じ仕組み?」
「つみたてNISA」も「確定拠出年金」も保険会社の「変額保険」も、全部同じ仕組みのもと加入します。
という事はどれもコツコツ積み立ての資産形成商品。
それぞれにメリットがある、というわけです。
積み立てNISAは20年以内に解約して得た利益はすべて非課税、これがメリットです。
確定拠出年金も増えた分は退職金で受け取れば退職所得控除が使え、非課税の枠がありますのでメリットですね。
変額保険は死亡保障や介護保障が割安で持てる、その上で資産形成もできる、というのがメリット、というわけです。
という事で、今日は主に「ドルコスト平均法の話と、その仕組みを利用した資産形成」の話をしました。
実はアメリカ人も、ヨーロッパ人もこの仕組みでコツコツと資産を大きく増やしているのです。
その為に小学校や中学校の授業で、投資やお金の勉強があります。
では日本は?日本は「郵便局」での「貯金」が勧められてましたよね...
「貯蓄から資産形成へ」といわれるようになったのがここ3年くらいの話ですから、他の先進国からは数十年は金融の世界では時代遅れなわけです。
という事で明日はそのあたりをもう少し詳しい説明と「ドルコスト平均法の過去の実績」などをお話ししますね!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました☆
ぶっちゃけ営業マンのぶっちゃけでした!
おやすみなさい☆