こんばんは!
ぶっちゃけ営業マンのぶっちゃけ☆です!
「生命保険、まだまだ何十年も払うのに、もし保険会社が潰れたらどうなっちゃうの?」と思われてる方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
ということで今日は保険会社の「安全性」や「格付け」についてお話しします。
生命保険のご検討の参考にして下さいね!
では行きましょう!
コンテンツ
「保険会社の健全性はどう見る?」
皆さん、生命保険を検討する時、「保険会社が安全かどうか」までしっかり見てますか?
では保険会社の健全性はどう見たらいいのでしょうか?
「保険会社の健全性」を考える際、まず参考になるのは次の二つです。
1、ソルベンシーマージン比率
2、格付け
が一番わかりやすい指標かと思います。
他にも「実質純資産額」「基礎利益」「リスク管理債権」「含み損益」などが指標になると言われていますが、今回は一番シンプルな2つをご説明しますね。
「ソルベンシーマージン比率とは?」
まず、ソルベンシーマージン比率とは「保険業法で定められているもので、保険会社の健全性を示す指標」のことです。
例えば想定外の大規模な損害が発生してしまった場合でも、保険会社はしっかりと保障を支払う必要があります。
そのための生命保険ですからね。その想定外の支払いに対応する余力を数値化して示したものが「ソルベンシーマージン比率」になります。
ソルベンシーマージン比率は保険会社のいわば「体力」を表す指標になります。
この数値が「200%」を切ると「金融庁から早期是正措置の命令」が下ることになり、実質的に金融庁が保険会社のかじ取りをとることになります。
実際には細かい計算式があるのですが、「どの保険会社も公表している」為、ここでは割愛させていただきますね。
保険会社の歴史を振り返ると、バブル崩壊後に運用で利益を出せなくなった保険会社が7社破綻しました。
破綻が相次ぐ中、このままではいけないと「契約者保護機構」ができたわけですが、当時の破綻した保険会社を見てみると、その多くはソルベンシーマージン比率が200%を大きく切っていました。
しかし、2008年に破綻した「大和生命」はこの比率が600%を切ったところで破綻しましたので、200%までは安心ということではないことが分かりますね。
あくまで目安の一つということになります。
「保険会社の歴史」についてはコチラ
↓
「ソルベンシーマージン比率は高ければいいの?」
「ソルベンシーマージン比率が高いから安心だ!」というとそうとは言い切れません。
もちろん「昔から何十年もやっている歴史ある保険会社」で「ソルベンシーマージン比率が高い」会社は「健全性が高い」といえますが「数年前に新たにできた保険会社」のソルベンシーマージン比率が高いからといって健全性が高いとは言い切れないということです。
どういうことでしょうか?
【保険会社としての歴史が長い場合】
歴史が長いということは、それなりに加入者も多いということ。資金は潤沢に集まってきており、最初は支払いもないので保険会社に「資金が集まるいっぽう」ですが一定の年月を経て「しっかりと支払いもしている」のです。しっかりと支払いをした上で、財務指標が高く、ソルベンシーマージン比率が高いということです。
【できたばかりの新しい保険会社】
できたばかりの保険会社ですとソルベンシーマージン比率は高い傾向にあります。それは保険の加入者が増えていくにつれて保険会社に資金が集まりますが、すぐに多くの支払いがあるわけではない為です。特に特定の保険だけに力を入れている(例えばがん保険だけ力を入れている、など)ケースだと一定の年月を経て「支払いばかりが増えてくる」と財務指標が悪くなり、ソルベンシーマージン比率も落としていくことも考えられます。
生命保険には死亡保障、医療保障をはじめ、変額保険や外貨建て保険、個人年金、個人向け保険や法人向け保険など、様々なニーズに応えるための種類があります。
様々な種類の保障を取り扱っていて、かつ長年やっている保険会社は経営も強いと考えられます。
バブル期の負債などが経営を圧迫していたり、今回のようなコロナショックで経営に影響の出てくる保険会社もあるかと思います。
その見極めの為にもソルベンシーマージン比率は確認しておきたいですよね!
「格付けとは?」
「格付け」、これはよく聞きますよね。
世の中のいろいろな企業が、第三者の格付け機関により「格付け」されています。
これは金融商品や企業の信用を等級付けて数値化したものです。
では第三者機関とは何でしょうか?
これは「金融商品や企業の格付け」を専門とした機関ということです。
日本での格付け機関は主に5社「ムーディーズ」「スタンダード&プアーズ(S&P)」「格付け投資情報センター(R&I)」「フィッチ・レーティングス」「日本格付研究所(JCR)」です。
ムーディーズ以外の4社は格付けの記号が統一されており、一番信用が高いのがAAA(トリプルエー)になります。
AA、BBB、BB、B、CCC、CCと信用が低くなっていき、一番信用が下がるのがCとなります。
保険会社の格付けは「格付け投資情報センター(R&I)」と「スタンダード&プアーズ(S&P)」によるものが多いですね。
では実際の保険会社の信用を比較していきましょう!
「保険会社各社のソルベンシーマージン比率と格付けは?」
主要保険会社各社のホームページから2020年4月現在の「ソルベンシーマージン比率」と「格付け」のデータを拾ってまとめてみました。
皆さんの生命保険のご検討の際の参考にしてみて下さいね!(格付けは格付け投資情報センターR&Iによるものを主で掲載)
・オリックス生命 1720.8%(2019.3現在) AA-(2020.3)
・ソニー生命 2590.5%(2018年度末) AA(2020.1)
・メディケア生命 2815.8%(2018年度) AA-(2019.6)
・東京海上日動あんしん生命 1739.0%(2019.12) AA+(2020.2)
・三井住友海上あいおい生命 1547.7%(2019年度) AA(2020.2)
・SONPOひまわり生命 1551.1%(2019年度) AA (2020.4)
・明治安田生命 1015.6%(2019年度) AA-(2019.5)
・FWD富士生命 1029.7%(2018年度) 格付け取得なし
・日本生命 997.3%(2018年度) AA(2019.12)
・第一生命 988.0%(2019年度) AA-(2020.2)
・アフラック生命 961.2%(2019年度) A+(2019.5 S&Pによるもの)
・住友生命 991.6%(2019年度) A+(2019.11 S&Pによるもの)
・メットライフ生命 930.7%(2019年度) AA-(2020.3 S&Pによるもの)
・朝日生命 861.1%(2018年度) BBB(2020.4)
・ジブラルタ生命 898.9%(2019年度) A+(2020.1 S&Pによるもの)
・マニュライフ生命 841.9%(2018年度) A+(2019.5 S&Pによるもの)
・アクサ生命 790.7%(2018年度)AA-(2018 S&Pによるもの)
・ネオファースト生命 1502.0%(2019年度) 単体での格付け取得なし
・チューリッヒ生命 1064.9%(2019年度) AA-(2019 S&Pによるもの)
ということで、今日は「保険会社の安全性や信用力、そしてその比較の仕方」についてお話ししました☆
今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ぶっちゃけ営業マンのぶっちゃけ☆でした!
次回は「ありえない!?突然の預金封鎖と保険について!」をお話しします!
おやすみなさい☆