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「【ぶっちゃけ☆】なぜ長期入院できない?医療費と医療保険」

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わんたろ
わんたろ
ミーコちゃん、「医療保険」って入ってる?
入ってるわ。特に「入院」したら困るから手厚くしてるわ
ミーコ
ミーコ
わんたろ
わんたろ
僕も入ろうか悩んでるんだけど、「入院」ってなかなか出来ないって聞くよね
えっ、そうなの?「入院」出来なかったら、医療保険の意味がないじゃない!
ミーコ
ミーコ
わんたろ
わんたろ
入院出来ても「数日」で退院って話もよく聞くから悩んじゃって...
確かにそれは...私も「見直し」した方がいいかしら...
ミーコ
ミーコ
わんたろ
わんたろ
ぶっちゃけ☆さんに相談してみようか?

こんばんは!

ぶっちゃけ営業マンのぶっちゃけ☆です!

今日はなぜ「長期入院ができない時代」になってきたのか?

そして「医療費と医療保険の関係」について皆さんのお役にたてるお話をしていきます。

実際に「医療の現場」ではどうなのでしょうか?

では行きましょう!

「昔は長期入院だった」

昔は大きな病気になると長期間入院をして療養する時代でしたよね?

それがいつの間にかなかなか入院できない時代に。

一体なぜこんな時代になったのか?

日本の平均入院日数は1990年には約45日でした。

1ヶ月半の入院、いま思うとすごく長期の入院に感じます。

入院が長いということは国もお金がかかるということ。

徐々にベッド数を減らしていくなど国をあげて入院日数の短期化をはかっていきました。

2010年には日本の平均入院日数は約30日と大きく短期化されましたが、それに対してアメリカやドイツ、イギリスなどの欧米の平均入院日数は10日未満、と日本は先進国の中でかなりの長期入院の国ということは変わりませんでした。

「今は2週間で長期入院!?」

結論を申し上げると、今は患者さん側というより病院の方が「2週間以上は長期入院」という認識を持っているのではないかと思います。

なぜなら「入院して2週間以上経つと病院が受け取る診療報酬が下がる」仕組みになっているからです。

正確には「病院が受け取る診療報酬」は患者が入院して14日以内は診療報酬が大きく加算され、15日から30日以内は加算はあるも減らされます。

31日から90日は加算がなく、91日からはむしろ診療報酬を引き下げられる、という仕組みになっています。

入院当初は「ゆっくり静養してね」と言っていた看護士や医師が、10日ほどたったら「もういつでも退院して大丈夫ですよ」「えっ、まだ傷が痛いし不安なのに!」という経験は多くの方にあるかと思います。

病院も経営をしている、といえばそれまでかもしれませんが、患者ファーストであってほしいし、国にもそれがしっかりできる体制を整えて欲しいですよね。

「医療費の負担の問題」もありますし、まだまだ先の事でしょうか。

「より高齢化社会に」

日本はまだまだ超高齢化が進みますよね。

日本は政策的に病院のベッドの数を減らしているにもかかわらず、団塊の世代が後期高齢者になる2025年頃にはベッドが足りなくなるといった問題を抱えています。

矛盾を感じますが、海外のように入院した患者は短期でしっかり直し、在宅医療を推奨していく動きにあるように思います。

また日本ではほとんどの方が病院で亡くなりますので、終末期の長期入院も医療費負担を押し上げる原因の一つでしょう。

将来的には「人生の終末期は自宅で家族に囲まれながら亡くなる」というのがスタンダードな時代になっていくかもしれませんね。

「医療保険はどう変わっていく?」

今までの医療保険は「入院で1日いくら、手術でいくら」というものが主流でした。

長期入院できた昔はそれだけでも良かったのかもしれませんが、今は入院もなかなか出来ない時代ですよね。

各保険会社も入院1日いくら、に加えて入院1回につきいくら、退院するといくら、といった一時金でまとめて受け取れる保障も増えてきています。

また、今まではがん、脳卒中、急性心筋梗塞のいわゆる3大疾病の保障は入院手術の医療保険の特約(オプション)としてあったものが、3大疾病がメインの主契約とした保障が出来たりと、医療保険自体も時代に合わせて進化しています。

「入院は出来ない、でも通院で治療費がすごくかかる」では今までの医療保険ではカバーできず、お金で困ってしまうことも出てきてしまいますからね。

「今でも長期入院はある!?」

一方で長期入院がかかせない病気もまだあります。

「精神疾患」「認知症」「脳血管疾患」に関する病気などは長期入院になる可能性がまだまだ高いと言えます。

精神疾患の中でも統合失調症などは平均でも500日ほどの入院日数ですし、認知症で300日ほど、アルツハイマー病では250日ほど、脳血管疾患は80日ほどと長期入院になる可能性が高いと言えます。

患者さんから目を離せない病気であったり、世間から一定期間の隔離が必要な病気、また緊急の対応が必要な可能性のある病気だったり、というところが多いですね。

一方で国民病といわれる「がん」の治療は入院治療から通院治療へとシフトしていっており、入院もどんどん減っています

抗がん剤治療なども通院で行われるケースが増えており、手術があっても10日未満の入院のケースも多くなっています。

入院日数が減っているのは医療費の問題だけでなく、当然医療の進歩によって身体に負担のかかりにくい手術の方法が新しくできたり、それによって回復も早く、短期入院で退院出来るようになりました。

例えば以前はお腹を開くような大手術でも、いまでは「内視鏡」を使った手術でお腹に4~5箇所だけ1センチほど切り、内視鏡を通し、炭酸ガスでお腹の中を膨らまし、医師がモニターを見ながら内視鏡を操り内臓を切除していくような驚くべき手術が出来るようになりましたよね。

身体への負担が大きく違うのは一目瞭然ですよね。

ちなみに「入院が長い、短い」に関わらず、皆さん心配されているのが「高額な医療費」について。

これについては以前テーマで取り上げました「国の保障」である「健康保険」の制度などがありますので、ご安心頂ければと思います。記事も是非ご参考下さい。

「国民は守られている?分かりやすい国の保険制度!」についてはコチラ

「【生命保険】プロの営業マンによる99%喜ばれる話」

「【生命保険】「国の保険」と「民間の保険」どんな違いが!?」

 

ということで、今日は長期入院がなかなか出来なくなった理由とそれに伴う医療保険の変化についてお話しました☆

皆さん、ご参考にしていただけましたでしょうか☆

次回は「生命保険の積立と将来の資産形成」についてお話しますね☆

ぶっちゃけ営業マンのぶっちゃけ☆でした!

おやすみなさい☆

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